うら若きオークの女騎士。WW1を機に兵器開発で巨額の資産を気づき上げたブルジョアの家系の出身。
彼女の一族郎党は親兄弟も国家レベルの兵器開発に携わるものが多い。
一時はブリテンにて翌檜大智と行動を共にした「俺モノ」のヒロイン候補だったが、様々な要因から大智への恋を諦めた。
けして
愚かで浅はかではないが、やや頭に血が上りやすくプライドの高い体育会系的性格である。
正妻の子。会ったこともない異母兄弟が多くいるらしい。
正妻の産んだ唯一の女の子で、しかも全て兄弟の仲で一番母親譲りの円らで大きな眼を持って生まれ、一番可愛らしかった為、父からは一番かわいがられた。本来なら貴族でもない自由気ままな富裕層のお嬢様で、よい縁談を待つだけでよかった立場である。
少女時代に読んだ物語の中で出会った騎士の強さと清廉さに憧れ、騎士を志すようになり、自ら両親に頼み込んで騎士に必要な教養武道の先生を呼んできてつけてもらった。
最初は生暖かい目で見ていた両親も、彼女が本気である事を悟るにつれて心配した。
なれるかも難しい王室騎士団を無謀にも目指すよりも、娘にはできるだけ良い夫と良い家庭を若いうちに築き上げてほしかったからだ。
貴族坊のウェッジ・ワイルドとの縁談を彼女に呑ませ、彼女が家庭人となり一刻も早く孫の顔を見せてくれることを期待した。
しかしながら結婚から一年後には離婚。更に一年後にはシャーロットは王室騎士団へ見事に合格し騎士となっていた。
両親は半ばあきらめ、半ば娘を誇りに思い祝福した。
憧れの王室騎士団となった後は己の夢想した清廉で誇り高い騎士であろうと特に意識して過ごす。
一方で翌檜大智の一行と出会い、関わるうちにやや精神面も成長し、昔よりは少しおおらかになったという。
翌檜大智へ恋をしたことで、それまでアドバンテージとさえ思っていた自身の巨体にコンプレックスを抱えた。
大智との離別を決心させた要因は多くある。それは漸く得た今の王室騎士団という立場への誇りでもあり、生まれ育った国への忠誠や愛着でもあった。
しかし一番の要因は彼の周囲の可愛い女の子よりも彼にとって魅力的には映らないだろうという諦めや悟りであり、加えて
これ以上あの一向に身を置いてしまえば、自分が嫉妬や醜い感情を抱きそうになると心のどこがで予感したからだ。
劣等感や嫉妬は彼女の思う清廉な騎士像からは離れたものである。
彼女は今も彼らの旅の幸いを祈っている。
オーク=ハイについて
※俺西京設定です
※トールキンのオークの設定を参考にしてます
ステレオタイプとしてよく語られるのは、知能は高く愚かではないが鈍感でやや下劣で性欲旺盛、人を多く殺す道具を作ることだけに関して手先が器用といったところだ。
先祖がエルフと同じ。枝分かれした理由として「エルフが堕落した姿だから」「エルフが魔人に呪われたから」みたいな伝承が何個かあって、実際の理由は魔人がエルフに手を加えて作った種族だから
魔人がブリテン史で言う「魔王」になった際に優秀な私兵を作ろうとして、エルフの魔法の魔術へのステ振りを全部兵器開発や戦闘力に寄せて作ったのがオーク。
数世代後にそのオークを別の魔人が更に欠点を克服するように品種改良したのが「オーク=ハイ」
エルフの高い素地を元にしつつ、魔術が使えると魔人としては使いにくい、都合が悪い(もしくはこの魔人がエルフに対して憎しみがあったか?)ので魔術の力を取り上げたんかな?
だからオークの家系は私的には魔術・魔法の素養はあんま無い代わりに、「天才的勘」とも言えるものが殺傷兵器に関してある?
初出:2019年度「誰騎士」
イベント登場:
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